ユニ・チャームは同社として初めて、女子中高生向けの生理用ナプキンを開発した。吸収性を高める独自の特許技術をいかして、生理中に部活動に参加していると漏れがないか不安になるという消費者の声に応える。ナプキン表面に凹凸加工でネコのシルエットを浮かび上がらせ、包装にも黒猫をプリントし、かわいらしさを強調。10代女性のシェア拡大を狙う。
新商品「ソフィ センターイン ハッピーキャッチ」は24日に発売する。長さ21センチメートル(28枚入り)と同29センチメートル(14枚入り)の2種類をそろえ、想定価格はいずれも320円程度としている。
生理用品の真ん中で吸収をよくする特許技術「真ん中フィット構造」を応用。装着時に両側から圧力がかかると中心が盛り上がり、つけ心地が良く吸収しやすい構造になっている。通常よりも吸収力は1.3倍。活発に動く中高生を想定し、肌が直接当たる部分には絹とほぼ同じ細さの繊維を使い、肌荒れを防ぐ。
同社の調査では女子中高生は授業中や体育、部活動で生理用品の交換が難しく、80%が生理漏れを不安に感じている。そのうち半数近くは誰にも相談していない。「10代の生理初心者が使いやすい設計にした」(同社)